★薙刀 金道作 直刃 庵棟 白鞘★

xvpbvx 刀身：40.6cm
反り：2.0cm
目釘穴：1個

全長：約84.5cm(鞘含み)
元幅：約26.4mm
元重：約9.5mm
先幅：約30.0mm
先重：約8.5mm
刀身重量：約524g
銅地ハバキ

刃切れ無し
地肌が美しく迫力のある一振りです。

本刀は「金道」二文字銘である事から山城の慶長新刀、初代金道の可能性があると思います。
茎の深い錆色から、また刀身の研ぎ減りの具合から時代は古いとも考えられます。

初代金道の（薙刀に関するものではありませんが）特徴を大鑑から一部を引用します。
「作刀は身幅広く・・豪壮なものが多く、地鉄は・・地沸、地景が絡み、刃文は・・砂流し、
金筋のかかるもの・・帽子は乱れこんで地蔵、直ぐでたるみ・・等がある」

大鑑の初代の押形画像を後ろの方に入れましたので銘振りを確認ください。

刃先が根本から中央付近までザラツキがあり、物打ちから切先にかけては研ぎの返りがあります。
（いずれも研ぎの不出来と思われ、画像での確認は難しいです）
地鉄と刃文の鑑賞に大きな支障はないと思われますが気になる方には研ぎ直しをお勧めしたいです。

表側薙刀樋の細い樋は研ぎ減りで中央部は消失しており、鍛え疵が露出しています。裏の薙刀樋は健全です。
裏側の物打ちの刃文中および裏の切先に小さな黒い汚れが見えます。
地鉄の肌は杢目を基調とし、様々な働きが見られます。（以上いずれも画像で確認できます）

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