プリムス #54 ストーブ サイレント・バーナー 1947年製 primus Not coleman optimus radius tilley vapalux hasag ditmar petromax

プリムスの #54 ストーブ、ブラス仕様、標準装備のサイレント・バーナー。デートコードの刻印 AL となっていますので 1947年製です。
#54 は、#50、#51、#53 と同時期、1920年代後半に導入されました。エコノミー・ストーブ（廉価版）として、収納缶、風防、リザーブ・リッドは装備されていませんでした。面白いことに、ポンプのシリンダーは細めで、#210 と同じ径になっています。
また、プリムスは1930年代中盤に、多数のストーブ・モデルでライジング・チューブとタンクの接合部を、この #54 と同一の仕様に変更しています。恐らく、コストを削減するのに、この仕様が一番効果的だったのだろうと考えられます。
タンクの容量は、1.75パイントですから、約0.8～0.9リットルくらいでしょうか。３本の脚（パン・サポート・レッグス）は取り外し可能で、このサイズのストーブとしては、とても機能的、キャンプへの持ち運びに重宝します。
前述のとおり、タンク容量は十分ありますので、調理中に燃料不足となり困ることは無いでしょう。灯油なのでランニングコストも安く、サイレントバーナーなので音も静か。
パンの直径は、21cmありますから、大型の鍋をかけても安定感があります。キャンプで長時間の本格的な調理をされる方に、お勧めのストーブです。
今回の出品に際して、改めて分解・点検・整備しました。NRV（ポンプの逆流防止弁）、ポンプ皮カップ、燃料キャップのゴム部、バーナーのワッシャーなどを確認、必要に応じて消耗パーツを交換しました。
NRV が外せない、というようなことはありません。燃焼は、画像のとおり快調です。
燃料は灯油です。燃焼する際には、アルコール受け皿が付いていますので、十分にプレヒートをして下さい。
装備などについて
プリムスのキャリーバックを付けています。パンも含めて、全てこのバックに収まりますから、このサイズのストーブとしては、持ち運びがとても容易です。
タンクは上部、側面、底面とも全てブラス製。凹みはありません。リザーブ・リッド（持ち運ぶ際のタンク上部蓋）もお付けしています。
サイレントバーナーのアウターキャップ、パン、サポート・レッグス（３脚のゴトク）、スパナー、プリッカー（掃除針）、アルコール缶は鉄製。錆はありません。その他は画像にてご判断下さい。
それでは、プリムス #54 ストーブ、ブラス仕様、サイレント・バーナーを標準装備。プリムスのキャリーバックが付いて、持ち運びなどとても実用的です。
是非、この機会にご入手下さい。
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